科目名: 社会政策セミナー
担当者: 益村 眞知子

対象学年 クラス[001]
講義室 開講学期後期
曜日・時限 単位区分
授業形態一般講義 単位数
準備事項
備考

講義の目的・ねらい(講義概要) 東アジアの福祉国家や社会保障制度に関する文献サーベイやデータ分析などについて報告と討論を行うことにより、受講者の研究能力を育成することを目的とする。
 最初に、福祉国家と社会政策について、そして東アジアの福祉と社会政策との関連について概説する。次に、国際機関による福祉システムの構築・再編に関する議論をとりあげ、東アジア福祉戦略のための政策について検討する。その際、東アジアの福祉国家や社会保障に関する理論的・実証的研究を行うために、文献サーベイやデータ分析などについても指導する。
講義内容・演習方法(講義企画)第1回 福祉国家と社会政策       
第2回 東アジアの福祉と社会政策〜東アジア通貨・金融危機の影響を中心に〜
第3回 東アジアの福祉と社会政策:文献サーベイとデータ分析の方法について指導
第4回 福祉国家としての東アジアモデルに関する文献サーベイ
第5回 東アジアの社会保障制度に関する文献サーベイとデータ分析について指導
第6回 韓国の社会保障制度の展開と課題について討論
第7回 台湾の社会保障制度の展開と課題について討論
第8回 中国の社会保障制度の展開と課題について討論
第9回 東南アジアの社会保障政策について討論
第10回 世界銀行の社会保障・福祉政策 (1)世界銀行レポートをもとに、アジア経済危機とセーフティネットについて討論
第11回 世界銀行の社会保障・福祉政策 (2)世界銀行による東南アジアの年金制度について討論
第12回 ILO のアジア社会保障政策 :ILO レポートをもとに、アジア諸国と福祉社会について討論
第13回 ILO のアジア戦略:ILO 社会保障政策の課題と展望について討論
第14回 アジア諸国の福祉戦略: 国際機関によるアジア福祉戦略の総括
第15回 総括              
評価方法・評価基準評価基準:平常点(報告、討論の内容など)と報告書により評価
評価方法:平常点 50%、報告書 50%
履修の条件(受講上の注意)十分に予習し、議論できるように準備しておくこと
教科書適宜、論文等を配布する。
参考文献大沢真理編著『アジアの福祉戦略』ミネルヴァ書房、2004年
広井良典・駒村康平編『アジアの社会保障』東京大学出版会、2003年
特記事項(その他)